ご 挨 拶

 

本年(2022年)7月、前任橋本伸一郎の後を継ぎ2代目の社長に就任致しました。

 

わが社は、2010年創業、NSスーパーフレーム工法および建築用薄板部材の技術開発と事業開発を行っている会社です。 NSスーパーフレーム工法は、建築基準法上では、鉄骨造の一種である薄板軽量形鋼造に分類されます。1996年より開発を始め、日本製鉄グループが一体となって、独自に進化させ、第3世代までバージョンアップしてまいりました。現在では、4階建てまでの集合住宅や高齢者施設、3階建てまでの事務所や研修所、構造区画面積1000u・壁パネル高4.5mまでの平屋店舗や学校・保育園など様々な用途の建築物でご活用いただいています。

また、東日本大震災の復興住宅にも、岩手・宮城・福島の3県5団地で採用され、早期復興の一助となりましたことは私達の誇りでもあります。

 

私達は、このNSスーパーフレーム工法が持つ優れた基本性能により、建築業界が抱える2つの大きな課題、いわゆる熟練建築労働者の減少課題およびカーボンニュートラル社会への建築面での適応課題を解決できると考えています。

 

本工法は、日本製鉄の高耐食メッキ鋼板(スーパーダイマ®)を枠材とし、構造用面材を貼り合せ、更に板状の断熱材を組合せて、床パネルおよび壁パネルとして出荷するプレファブ工法です。その為、建築現場では、高品質と現場作業の省力化の両立、かつ短工期化を実現できます。

 

また、鋼の躯体を断熱材ですっぽりと覆う外張り断熱通気工法を標準採用しており、少ないエアコン稼働量でも、冬暖かく夏涼しい快適な住空間を実現できます。この画期的な省エネルギー性能により、改正建築物省エネ法にも対応したZEH-M適合集合住宅やZEB適合事務所を低コストで実現でき、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する工法と確信しております。

 

今後も、株主である日本製鉄および日鉄テックスエンジと協力し、時代の先端をいく薄板軽量形構造建築の技術開発を推進すると同時に、全ての株主と協力して競争力のある建築エコプロダクトを提供し、社会に貢献する事が、わが社の使命と考えています。 また、わが社の商品とサービスを通じて、お客様に喜んでいただく未来を実現する為、関係各社様とWin-Winの関係を構築させていただく所存です。

 

社内では、毎朝笑顔で出勤し挨拶できる明るく風通しの良い社風を大事にし、ベンチャー企業としてのチャレンジ精神を忘れず、従業員一同、更に大きく成長してまいります。今後とも、わが社とお付き合いいただき、わが社商品をご愛顧いただきますよう、何とぞ、よろしくお願い申し上げます。